助教 東範彦

Q & A

東京女子医科大学東医療センター小児科のホームページを御覧頂き有難うございます。

 

初期研修が終了してどこの病院で研修をしようか悩んでいる先生や、そもそもどこの科に進もうか悩んでいる先生、途中まで他の科にいたけれどやはり小児科を志したくなった先生、初期研修をどこの病院で行うか悩んでいる学生・・様々な環境の方がこのホームページを御覧になっていると思われます。

 

色々な病院のホームページを見てみたり、実際に見学も行ってはみたものの、「知りたいなかなかが出てこない」、「医局の雰囲気が分からない」、「どこの医局も大差がないように思えてくる」といった悩みはありますよね?

 

実際に病院見学に行ければ良いのだけれども、限られた時間の中では多くの病院見学に行けるはずもなく、途方に暮れてしまうといったことが多いのではないのでしょうか?

 

少し私の話をさせて頂きます。

私は日本医科大学を2006年に卒業し、埼玉県の私立病院で初期研修を行いました。

その後同病院で小児科の後期研修を行い専門医を取得しましたが、実家が整形外科であるため、整形外科に転科しました。

しかし、整形外科に転科して勉強を重ねても小児科の魅力が忘れきれず、小児科に戻ることにしました。

その際、学生時代からバスケットボールを一緒にしていた先輩に誘って頂き女子医大東医療センターに入局させて頂くことになりました。

 

何が言いたいのかと言うと、最初から東医療センターに入局したわけではなく、さらに他の科も経験したため、客観的に東医療センター小児科の医局、そして小児科という科そのものについて、ホームページを御覧になっている方の些細な疑問が少しはお答えできるのではないかと思うので、おそらく疑問に思うだろうなという項目に関してQ&A方式で答えようと思います。

小児科は体力的にきつそうで、小児科医としてやっていける自信がないのですが、大丈夫でしょうか?

当然出てくる一番の疑問だと思います。小児科の特性として、日中の業務が比較的落ち着いている日でも、夜間休日の救急外来になると急に忙しくなることがあります。夜間は熱が上がりやすかったり、気管支喘息発作等の呼吸器症状が悪化しやすいことが背景にあることが考えられます。多くは軽症でクーリングや水分接種方法の指導で済みますが、中には痙攣が止まらなかったり、呼吸不全に陥っていたり緊急の入院を要する患者もいます。さらに、大切な我が子の事を心配され、藁をもすがるような気持ちで救急外来にいらっしゃる親御さんも多くいらっしゃいます。患者本人の治療は勿論のこと、親御さんに納得し、安心して頂けるよう丁寧な説明を行うことも大切な仕事であり、夜間休日の仕事は激務となることがあります。また、入院患者についても様々な事象が発生し、対処が求められます。特に、重症の入院患者がいるとその患者の対処で一晩眠れないこともあり、決して楽だとは言えません。

 

しかーし!!

 

東医療センター小児科では、それだけ大変な当直をする先生に対して最大限の負担軽減のシステムを構築しています☆

以下にそのシステムの一部を列挙します。

 

・当直には必ず指導医がつきます。専門医を取得し、充分な知識と技能を備えるまでは一人で当直し不安な夜を過ごすことはありません。必ず指導医と2人体制、もしく初期研修医の先生を含めた3人体制で当直します。患者が多く、体力的にきつくなってきたときは指導医が数時間全ての当直業務を行い、後期研修医の先生に休んでもらうこともあります。その間は何も気にせず、寝てもシャワーしても良いですよ(笑)

 

・当直明けの日は基本的には昼までの業務です。昼からは自分の好きなように時間を使って下さい。ひたすら眠るのも良し、日祭日には出来ないことをするも良し、昼からお酒のんでも良し!当直を頑張った自分へのご褒美時間にして下さい☆

 

・当直明けの日には新規の入院患者の受け持ちをすることは基本的にはありません。そのため、当直明けの日には安心して帰ることが出来ます。

 

・選定療養費を導入しています。緊急を要しない患者には7560円を払って頂くシステムです。もちろん、入院が必要な病気だったり、当科でかかりつけの患者の病気が悪化した際には選定療養費は頂いていません。大学病院の役割は重症患者や緊急の治療を要する患者の治療を行うことです。しかしながら、軽症の風邪等の患者を一晩中診ていては重症患者や緊急の治療を要する患者の治療を行えません。そこで、選定療養費というシステムを導入して可能な限り重症な患者の診療に従事するようにしています。そして、当直医の消耗を可能な限り抑えています。

学生時代を含め、小児科をほとんど研修してこなかったのですが大丈夫でしょうか?

全く問題ありません。

 

専門医を取得するまでの間は必ず指導医がついてペアで診療を行います。一人で治療方針を決めたり、重要な場面で患者への病状説明を行うことはありません。

 

また、最初の1年間は受け持ち患者を2-4人程度に制限しているので、個々の患者について深く勉強して理解することが出来ます。

 

小児科はマイナー科のくせに、教科書や国家試験での問題種はやたらと分厚く、苦手意識があるかもしれませんが、実は小児科特有の知識はごく限られたものです。

成人内科で学んだ知識があれば、小児科の基礎は出来ているも同然で何も恐れる必要はありません。

さらに、初期研修で耳鼻科や皮膚科、整形外科、眼科、麻酔科といった科を勉強されているなら鬼に金棒といった感じです。

 

そもそも、<知っていること>と<深く理解して知識を使えること>は全然異なります。

これからは考え方のトレーニング、知識の使い方のトレーニングを一緒にしていきましょう。

 

必要な事は三つ!!

 

・他人と最低限のコミュニケーションを取れること

・使える知識を増やす努力をする心づもりがあること

・適度に息抜きが出来ること(←重要)

と、こんな感じです。心配いりません。

専門医を取得するための症例数や論文作成については如何でしょうか?

後期研修の3年間に充分な症例は経験できますし、論文作成の指導もしっかりと行います。

新生児の症例については新生児科を半年間研修することで症例が集まります。

豊富な症例を受け持てるため、最短での専門医取得が可能です。

専門医を取得した後のサブスペシャリティーの研修はどのように行うのでしょうか?

当科のみで専門医取得可能なのは、内分泌、アレルギー、感染症、神経等があります。

腎臓や神経等の分野については、他施設への留学を行い専門医の取得を目指します。

 

医学博士の取得は可能でしょうか?

臨床研究を行い、論文を作成することで医学博士の取得は可能です。

大学院に入って基礎研究を希望される場合には他施設を紹介させて頂いて医学博士の取得を目指します。

給料はどれくらいでしょうか?

大学病院から支給されるされる給料は、医療練士(後期研修医)の給料に準じます。小児科では夜間の当直手当が東京都より支給されるので、他科の医療練士(後期研修医)の給料よりも高くなります。

また、保健所での健診等での臨時収入もあり、生活には困らないよう配慮致します。

 

入局して半年が経てば外勤が始まるので、収入は大きく増加します。

 

具体的な金額は見学にいらした際に直接お話しをさせて頂きます。

学閥はあるのでしょうか?

ありません。

当然ながら男子で東京女子医科大学出身の人はいません(笑)

女性の先生でも他大学からいらして頂いても全く問題ありません。

​小児科に進みたいけど、自分の大学では微妙だなって思う先生には最適な職場でしょう。

あまり専門性が高すぎても嫌なのですが・・。

当院の最大の特徴は大学病院でありながら、一般症例も多数経験できることです。

荒川区・足立区に存在する、小児科の唯一の高次機能病院のため一般的な症例が多数経験できます。

​市中病院と同程度の一般症例+大学病院ならではの専門領域の疾患を共に経験出来るのが当院の強みです。

医局の雰囲気はどうでしょうか?

すごく良いですよ☆

下の学年は仲良くワイワイ言いながら毎日仕事しており、ご飯を一緒に食べに行くことも多いです!

​先日は土曜の午後にみんなでバーベキューをしました(笑)

​上の学年の先生もみなさん親切でフランクで、

全く緊張せずに話をさせてもらってます。

如何でしたか?

少しでも当科に興味を持って頂ければ嬉しいです☆

大学病院の専門性と、市中病院並みの一般性を兼ね備えた、働きやすく勉強になる医局ですよ!!

ここには詳しくは書いていませんが、臨床研究も活発で、学会発表も多く行っています!

小さい医局なので、やる気があればどんどん活躍できます!

また、院内保育や短時間勤務制度もあるので、結婚・子育てをしながらでもキャリアを積むことができます。

是非一度見学にいらして下さい!!

共に働けることを楽しみにしています。

何か分からないことがあればメール下さい☆

           小児科助教 東範彦 azumanorihiko@gmail.com