(診療内容)

•糖尿病(1型、2型、MODYなど)

•成長に関する疾患(成長障害、低身長、下垂体性小人症、高身長など)

•性に関する疾患(性分化異常、性腺機能不全、思春期早発症、思春期遅発症、原発性無月経など)

•性染色体異常症(ターナー症候群、クラインフェルター症候群など)

•副腎疾患(先天性副腎過形成症、副腎低形成など)

•甲状腺疾患(クレチン症、橋本病、バセドウ病など)

•尿崩症、骨系統疾患(軟骨無形成症、軟骨低形成症、脊椎骨端異形成症、骨形成不全症など)

•カルシウム代謝異常症(クル病、副甲状腺機能低下症など)

•先天性代謝異常症(フェニルケトン尿症、その他のマススクリーニング関連疾患など)

•小児生活習慣病(高脂血症、肥満など)

 

(内分泌代謝科専門医)

専門医の認定を申請する者は、次の各項の条件を全て満足するものであることを要します。

(1)申請時において、継続3年以上または通算5年以上本学会の会員であること。

(2)申請時において、日本小児科学会の専門医として認められている者。

(3)小児科専門医資格の研修期間を含めた研修期間を6年以上とし、そのうち申請時までに3年以上、日本内分泌学会認定教育施設において内分泌代謝科指導医の指導の下で内分泌代謝疾患の診療に従事している者。

 

 (メッセージ)

当小児科は、内分泌代謝科指導医2名が在籍する認定教育施設であり、最短3年間での専門医取得が可能です。また、小児の1型糖尿病では国内有数の症例数を有します。治療でも最先端のCSII+CGM等を導入しておりトップランナーの1つです。

小児に特徴的なものが成長であるならば、その成長と密接に関係しているのが、内分泌領域です。低身長や高身長、思春期早発症や思春期遅発などの異常は、統計上、少なくとも小児のそれぞれ約2%が該当し、小児の肥満率も小学校高学年以上では10%に上ります。これらの身体発達の異常は、一般社会での疾患としての認知度はまだまだ低く、さらに各種健診でも重要視されていないのか、受診機会すら与えられない子どもが多いようです。つまり、まだまだ未開拓の領域と言えそうです。内分泌外来では、子どもたちの将来を見据え、将来に影響を及ぼすさまざまな疾患の早期発見のために努めていきたいと考えています。

専門分野の紹介

内分泌・代謝

(診療内容)

 •食物アレルギー

  食物負荷試験、運動誘発アナフィラキシー、プリックテスト

 •乳幼児消化管アレルギー

 •気管支喘息

 •アトピー性皮膚炎

 •アレルギー専門外来:金曜日午後

 •食物アレルギー栄養相談:金曜日午後(第2と第4)

 •各種アレルギー検査: 呼吸機能検査 呼気NO測定  プリックテスト

           食物負荷試験(原則、入院負荷にしています)

 

(アレルギー科専門医)

 原則的にアレルギー学会の入会5年以上が必要です。 また、所属科の基幹専門医を取得されていることが申請の条件になります。 当科は、認定教育施設に登録されており、研修は十分に行うことができます。

 

(メッセージ)

気管支喘息入院症例も都内病院の中では多く、重積発作も多く経験できます。 また、呼吸機能検査や呼気NO測定も充実しており、多施設共同研究にも参加しています。 食物アレルギー症例とアナフィラキシー発症件数も多く、エピペン処方数としては都内の中で最も多いとされています。実際のアナフィラキシーや負荷試験も多く経験できることが特徴です。アレルギー班は、若い先生方が多く、積極的に研究発表や論文作成に取り組んでいく予定です。社会的にもアレルギー疾患は成人でも注目されており、今後も益々、期待される分野と思われます。

アレルギー

(診療内容)

【感染症の診断と治療】

・対象患者さんは、小児科年齢の新生児から中学生までを診るだけでなく、何らかの

 基礎疾患があるために小児科年齢を超えても小児科で管理を受けている患者さんまで

 幅広く診ることができます。

・感染症の原因としては、ウイルスや細菌を主として数々ありますが、

 小児科では内科よりウイルス感染症をたくさん診療できることが特徴だと言えます。

・感染臓器では、呼吸器系、消化器系、尿路系、中枢神経系、運動器(骨関節筋)その他、

 すべてを診ることができるのが小児科の特徴です。

・抗菌薬の適正使用について学ぶことは、対象が成長過程にある小児であれば、より重要となってきます。

 

【予防接種】

ワクチンで防ぐことのできる病気で子どもが苦しむことのないように予防接種は積極的に行います。 ICD(インフェクションコントロールドクター)等の活動について 感染対策は病院内のみならず、家庭内や施設内(保育園、幼稚園、学校など)でも必要です。小児は免疫機構の発達段階にあり、様々な感染症に遭遇しながら成長します。それぞれの感染症の感染経路をよく知り、感染経路を断つことで感染を防御できるということを指導的立場で実践します。

 

(感染症専門医取得)

5年以上で基本領域学会の研修年限を含めて感染症学の研修を6年以上行っていること、感染症に関する論文1篇、学会発表2編が必要。経験した感染症例30例のリストとうち15例は症例要約を提出し、その上で試験を受けます。

 

(メッセージ)

感染症診療は臨床医であればだれでもできると思います。でもその中のスペシャリストを一緒に目指しませんか?

感染症

呼吸器

(診療内容)

・呼吸器疾患(喉頭軟化症、気管気管支軟化症、喉頭裂、声帯外転障害​、先天性中枢性無呼吸)

・喉頭気管気管支鏡検査

・重症呼吸器感染症の治療(nasal high flow therapy、CPAP、RTX等による治療)

・気道異物

・在宅での人工呼吸器管理

(メッセージ)

当院での呼吸器分野の最大の特徴は長谷川教授を初めとした新生児科医師と連携を取り、喉頭気管気管支鏡による診断・治療を多数行っていることです。小児の喉頭気管気管支鏡検査の件数はおそらく全国トップで、全国から様々な症例が集まってきます。喘鳴や呼吸障害の原因が分からなかった場合でも喉頭気管気管支鏡検査を行うことで診断が付く事が多くあります。また、喉頭気管気管支鏡検査を行う際に嚥下試験も同時に行い、嚥下が問題できるかどうかを確かめています。症例によっては在宅でnasal high flow therapyや経鼻CPAPを導入したり、気管切開を行うことがあります。当科に入ることで、様々な呼吸器疾患を経験でき、それらの呼吸器管理を学ぶことができます。また、肺炎や急性細気管支炎、無気肺等で重症化した患者に対して、通常の施設であれば挿管を行い人工呼吸器管理を要する患者でも当科ではnasal high flow therapyや経鼻CPAP、体外式人工呼吸器(RTX)等の治療を行うことで挿管を避けることが可能になっています。 もちろん挿管が不可避な症例もいますが、喉頭気管気管支鏡検査を同時に行う等をしてベストな治療を選択しています。残念ながら、現時点では小児呼吸器の専門医というシステムはありませんが、当科は呼吸器疾患領域では最先端の検査と治療を行っており、呼吸器疾患や重症の呼吸障害の患者の治療について深く学ぶことが出来ます。

(診療内容)

・染色体異常

・先天奇形症候群

・脳性まひ

・てんかん等の発作性疾患

・中枢神経感染症(脳炎・脳症、髄膜炎など)

・神経筋疾患

・神経免疫疾患

・先天性代謝異常

・発達障害

​(メッセージ)

当院では小児の発達の遅れや成長障害、意識変容、けいれん、筋力低下、退行、頭痛などの主訴で来院されるお子さんに対し、染色体異常症や先天奇形症候群、脳性まひ、発作性疾患(てんかん他)、中枢神経感染症(脳炎・脳症、髄膜炎等)、神経筋疾患、神経免疫疾患、先天代謝異常症、神経変性疾患、発達障害などの分野で、その診断治療を担っています。

MRI/CT検査の他、頭部MRA・MRS、脳血流シンチグラフィー(本院)、長時間ビデオ脳波同時記録、神経生理検査(聴性脳幹反応・視覚誘発反応・末梢神経伝導速度、筋電図等)などの検査のほか、臨床心理士による発達検査や心理カウンセリングを行っています。

新生児集中治療室や3次救急救命センター、脳神経外科や神経内科、在宅医療との連携も充実しており、必要に応じて近隣の小児療育施設へ紹介させていただいています。

現在小児神経専門医は常勤・非常勤を併せて4名おり、小児神経専門医研修認定施設となっています。

神経

循環器

(診療内容)

•先天性心疾患

 年間約100例の御紹介があります。出生時の診察や乳児健康診査で心雑音を聴取したため

 精査目的に紹介していただいた方が多いので、比較的軽症の患者さんが多いですが、

 まれに新生児期に先天性心疾患を持つ患者さんが急変して来院することもあり、

 そういう時はとても緊張します。診断には、ポータブル心エコー検査が重要であり、

 注意深く見るように心がけています。毎年秋から春にかけて

 RSウイルス感染症予防のためのシナジスの注射を幼少の患者さんに対して行っています。

 また根治手術が必要と思われる患者さんは至適時期に専門施設へ紹介するようにしています。

 成人になった先天性心疾患の患者さんの治療と管理も重要な分野となっており内科とも連携をとって診察しています。

•川崎病

 1年間で約50例の入院があります。川崎病は、日々新しい知見が集積されており、冠動脈後遺症を作らないように最良と思われる治療を行えるよう注意しています。学校心臓検診にも参画しています。検診で異常を認められた場合の精査(運動負荷心電図、ホルタ―心電図などによる)とその後の治療管理も重要な分野に位置づけられております。

•睡眠時呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群など)

   年間約50例のご紹介があります。耳鼻科の先生とも連携をとり、携帯型睡眠時無呼吸検査を中心に検査を行っています。治療は扁桃摘出術や鼻マスクによる持続陽圧呼吸療法(nCPAP)が有効です。特に高度肥満の患者さんのnCPAP導入と継続治療に関わっています。

 

(メッセージ)

The best interest of the child!子どもは、精神的、身体的に未成熟であり、社会的には無力な存在です。それゆえに、子どもたちは,無条件に大切にされるべき存在です。子どもたちの権利の代弁者(アドヴォケート)として、子どもの健康のために最善の医療を提供する小児科医の仕事には,希望とやりがいがあります。東京女子医大東医療センターは、昭和43年の開局以来、地域の小児医療の中核を担ってきた伝統と実績があります。様々な病気や、病気以外の問題で困っている患者さんが来院するため、豊かな臨床経験を積むことができます。研修医には特に懇切丁寧に指導する医局です。また女性医師が多いのも特色であり、とても暖かい雰囲気があります。医療を通じて、臨床のスキルを磨くことができる場所であり、自分自身が成長できる場所であることは間違いないです。子どもの健康を守るために力を尽したいと思う人は是非いっしょにやりましょう。

血液・腫瘍

(診療内容)

​・白血病

・悪性リンパ腫

・血友病

・ITP(特発性血小板減少性紫斑病)

・好中球減少症

・溶血性貧血

(メッセージ)

当科では、比較的予後良好の分類に入る白血病の化学療法や、ITPや好中球減少症といった疾患を中心に診療しています。

​外来では血友病や難治性ITP、好中球減少症、溶血性貧血といった疾患の治療も行っています。年間5-10回程度は骨髄穿刺を行い、診断や治療効果の評価をしています。また、心臓移植後に発症した悪性リンパ腫を初めとした、希少な症例の治療を行っています。血液の専門施設ではないので、血液の悪性疾患の症例数はそれ程多くはありませんが、バラエティーに富んだ症例を経験出来ると思います。

腎臓

(診療内容)

・ネフローゼ症候群

・急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎

・尿細管疾患

・腎尿路奇形

・急性腎不全

・尿路感染症

・腎尿路結石症

・夜尿症

(メッセージ)

当院ではネフローゼ症候群や糸球体腎炎といった疾患を中心に診療しています。東京女子医科大学病院の小児腎臓科と緊密に連携を取って診療を行っています。ネフローゼ症候群等の各種腎障害で腎生検が必要な時には東京女子医科大学病院へ転院して生検を行い、その後の治療は当科で行う事が多くあります。全身性疾患に伴い腎不全に陥った際に、当院で緊急透析が可能な年齢なら当院で、当院では難しい場合には東京女子医科大学病院で行います。また、小児では尿路感染症による発熱・入院が多くあります。そのような小児には基礎疾患として腎尿路奇形があることがあります。腎尿路奇形が疑われた場合には小児外科医師と連携を取って、膀胱造影検査やレノグラム、腎シンチグラフィーといった検査を行います。そして、内科的に加療が可能な児については当科でfollowしています。当施設単独で腎臓の研修を行うことは難しいので、東京女子医科大学病院本院の腎臓小児科科等の施設へ留学に行き、勉強する事となります。小児科の専門医を取得するための症例は充分に集まります。是非一緒に働きましょう!

消化器

(診療内容)

・潰瘍性大腸炎、Crohn病

・腸重積症

・急性膵炎、慢性膵炎

・肥厚性幽門狭窄症

・胃食道逆流症

・乳糖不耐症

・便秘症

・急性虫垂炎

(メッセージ)

当科では小児外科医師や消化器内科医師と連携を取って、上下部内視鏡検査や上部消化管造影検査等を施行して診療を行っています。潰瘍性大腸炎や急性膵炎で入院した患者に対しての集学的治療も行っています。腸重積や虫垂炎といった疾患は、内科的に治療が可能なら当科で、リスクが高い症例や手術が必要な症例では小児外科で治療をしています。また、当科では喘鳴を来している乳児が多く入院しますが、その中には胃食道逆流症が基礎疾患にある事が多くあります。そのための検査として24時間pHモニタリングや、小児外科と連携して上部消化管造影を行い、診断・治療をしています。さらに、当科での外来では乳糖不耐症や便秘症の患者の診療を多く行っています。乳糖不耐症の患者に関しては新しい治療法の臨床試験を開始したところです。内視鏡の技術の取得等、当科単独では難しい分野もありますが、様々な症例を経験することが可能で、小児科専門医の取得の症例数は充分満たせます。

​児童精神・心身症

(診療内容)

・子ども虐待

・うつ

・自閉症スペクトラム障害

・ADHD

・摂食障害

(メッセージ)

当院では、CAPS(Children Abuse Prevention System)委員会を組織しており、子どもの虐待に対応しています。被虐待児を思わせる小児が入院してきた場合や、外来で様子のおかしい親がいた場合には迅速にCAPS委員会に報告します。児の危険が差し迫っている場合や、退院後に何らかの助けが必要な場合には、院内のCAPS委員会で会議を開きます。決して主治医だけの責任にせずに、病院全体として虐待に取り組むことで、逆恨み等のリスクを減らします。そして、必要な

場合には子ども家庭支援センターや児童相談所への通告を行い、児の安全を確保出来るように全力で取り組んでいます。また、当科には児童精神の専門医と臨床心理士3人が勤務しており、様々な悩みを抱える小児や保護者の心理相談を行っています。入院が長期化した場合や、重傷疾患で入院した場合では患者本人だけではなく、保護者も動揺し、落ち込んだりパニックになったりします。そのような患者や保護者に対して心理相談を行い、少しでも心の負担を軽減するよう配慮しています。入院が長期化した患者に関しては、院内学級に一時的に転校して頂き、学習の遅れが最小限となるよう対策を講じています。

見学の日程や質問に関しては

​  小児科教授秘書 中嶋 

  kyojuhisyopedeast.ao@twmu.ac.jp

  に連絡下さい!